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平成28年度 第3回学術研修会報告

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約2分
在宅医療への鍼灸師の挑戦

「鍼灸療養費を取り巻く問題点」
講師:(一社)三重県鍼灸師会 保険委員長 天野 治 先生

「在宅医療への鍼灸師の挑戦」
講師:(一社)和歌山県鍼灸師会 会長 はぎの鍼灸院 院長 萩野利赴先生

 第3回研修会は、午前・午後の2部構成と研修会後は講師を囲んでの意見交換会が行われました。

 第1部は、日々の診療はもちろん、各方面からも鍼灸治療、鍼灸療養費に関して信頼を寄せられている天野保険委員長より、厚生労働省からの「広告制限の緩和」などの報告事項と、学生・新入会の参加も多かったので鍼灸療養費の給付についての解説からはじまり、最近の同意書交付が難しくなっている件に関して、天野先生が鈴鹿医師会に同意書の説明に行かれた際の医師からの疑問・要望の報告を交えながら本会療養費取り扱いの再確認と説明、申請書の記入・注意事項の説明が行われました。

 第2部は、医道の日本誌に2014年1月号から12月号まで「鍼灸師のための在宅医療ポイントレッスン」連載をされた萩野利赴先生から、在宅医療への鍼灸の取組について、医師との信頼関係を築く同意の依頼から往療開始の注意点、在宅ケアチームとの連携などの講義とともに、実技では患家での対応、注意点等、在宅医療開始から介護保険制度、終末期医療等鍼灸師の今後の課題と幅広い内容に参加者もチーム医療としての信頼関係の構築と連携を再認識する研修会となりました。
 今後、円滑なコミュニケーションの為にも、施術録を整備し、治療経過、結果・評価を記録して、医師への同意の依頼時にも提出出来るようにして、本会会員であれば信頼できるということになるよう会員一人一人が自覚を持った臨床を行い、行政・医師への信頼を構築して行きたいと思います。

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