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第4回DSAM災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会(令和3年12月19日福岡医療専門学校 / WEB)

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約2分

~信頼関係から始まる災害支援~

災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会では、災害現場において重要な多職種連携をよく理解し、ほかの団体の活動範囲や内容などを把握することでスムーズに被災地での力になれることを目的としており、全国から鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師が参加されていました。

第1部 新型コロナウイルス感染症に対する対応

 これまでの災害といえば、自然災害(地震・台風・豪雨・土石流)を対象に想定されていましたが、2020年2月頃からコロナウイルス感染者増加、ダイヤモンドプリンセス号対応から新たな災害として、感染災害が加わることになりました。鍼灸・あん摩マッサージ指圧は感染災害にどの様に向き合っていくのかが、新たな課題になると考えられています。

第2部 災害医療基礎講座

 災害時は、医療資源に対して治療対象が多数発生し、救える命も救えない、災害現場では名前も知らない者同士が即時に組織化され、同じ方向の考え方で活動を行い、『一人でも多くの命を救う』という共通する考えのもと、懸命な活動が行われています。災害支援において、他の団体のことも知っていなければなりません。災害現場において重要な「多職種連携」をよく理解し、ほかの団体の活動範囲や内容などを把握することでスムーズに被災地での力になれます。災害医療での共通する基本原則)である『CSCATTT』(※1)体制確保と医療行為が、どの様なものなのか理解することが重要と感じました。※1災害発生後にとるべき行動である7つの基本原則

第3部 災害シンポジウム

 災害が発生すると、どの様に支援を行うか検討されがちです。支援するには受け入れ側の受援体制が確立していなければボランティアを受け入れることが出ず、復興の遅れにつながる事態も発生しているそうです。受援体制の構築は支援体制の確立と同時に推進しなければならないと考えられています。 

平時より地域の方々や多職種の方々と対話をしていき、お互いの信頼関係を築くことの重要性を感じた研修でした。                                 (報告:津支部 水谷浩樹)

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