健康と脂質の関係 臨床に使える脂質の知識
健康と脂質の関係 臨床に使える脂質の知識
講師:鈴木由紀子先生(はり・灸杏鈴堂院長 東京衛生学園専門学校講師 医学博士)
第6回学術研修会は、はり・灸杏鈴堂院長の鈴木由紀子先生にご登壇いただき、「健康と脂質の関係 臨床に使える脂質の知識」と題したご講演をいただきました。
生理学的、生化学的な観点からの脂質についての正しい知識と理解は、臨床現場だけでは得ることのできないものであり、また先生ご自身の貴重な実験データやご経験をご披露いただきながら鍼治療の可能性を示唆していただきました。
患者さんの健康を預かるわれわれ鍼灸師は常に知識のアップデートが必要です。鍼をするだけ灸をすえるだけではなく食事や運動の必要性を説いていくのも鍼灸師の大事な仕事の1つです。一般的には「脂質」というとダイエットの妨げになり脂肪の原因となるというような、ネガティブなイメージが強いかもしれません。しかしながら毎日の食事の中でいかに良質な脂質を目的に合わせて摂取することができるか、またその重要性を正しい知識を持って患者さんに説明し指導する事は、食生活が多様化していく今後の社会の中で鍼灸師に課せられる使命であるという事を意識付けされた研修会となりました。