今回の研修会は、昨年度好評を博した“診断学”のパートⅡを、医療法人富田浜病院内科部長の齋藤孝仁先生をお招きしてご講演いただきました。
多くの症例をもとに画像と問診情報を織り交ぜて病態を把握する方法や、第1診断として「危険な病名」を想定し、第2診断として最も予想される「症例数が多く危険度が少ない病名」を考え、最後に検査結果を踏まえて「診断」する方法などを解説されました。
臨床家として大切なことは、フラットな心で冷静に患者の皆さんの話をさまざまな角度から聞きつつ、「訴える言葉」だけで判断するのではなく、これを「一つの情報」としながら細かく分析して診断することを常に心がけることです。