【後援】三重県鳥羽市
講 師:鳥羽市立神島診療所 所長 三重県医療保健部 へき地医療総括監
三重県地域医療研修センター(METCH)センター長 小泉 圭吾 先生
「へき地」とは、「交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島その他の地域のうち医療の確保が困難であって無医地区及び無医地区に準じる地区の要件に該当する地域」を指します。医療設備が満足とは言えない状況で、医師がどのように診察し、治療されているのか、実際のオンライン診療は、どのような形で行われているのか。また、へき地医療に鍼灸師が、どのような形で関わっていけるのか。など、実際にへき地に指定されている神島で臨床をされている小泉先生から学ぶ研修会です。医療設備がないところでの、医師の診断や鑑別方法を学ぶことは、鍼灸師の臨床の現場においても、かなり有意義な知識になると思います
講 師:鳥羽市立神島診療所 所長 三重県医療保健部 へき地医療総括監
三重県地域医療研修センター(METCH)センター長 小泉 圭吾 先生
神島は周囲約4kmと小さな島であり、鳥羽からおよそ30分、一日4便の定期船が就航している。漁業を生業としているが、時代の流れには抗えず、若者は島外に流出し住民の高齢化が進んでいる。
現在人口は270人弱、高齢化率は51.1%とほぼ半数が65歳以上である。高齢者の一人暮らし、高齢者夫婦のみの世帯も多い。以前に比べれば交通の便は良くなったとは言え、本土と比較すれば利便性の悪さは否めない。また神島には平地がほとんどなく、階段坂道ばかりであり高齢者には住みづらい環境でもある。
しかし、それでも神島の高齢者たちは楽しく元気に毎日を送っている。
人口減少と高齢化が進むなか、医師を常駐させることが難しくなっている離島医療の課題は「医師を配置すること」よりも「どのように医療を届けるか」に移り変わってきている。たとえ離島の人口が少なくなったとしても医療は届けなくてはならない。離島住民が住み慣れた島で最後まで安心して生活していくためには、オンライン診療をはじめとする新しい技術の活用が必要不可欠であると考える。
神島で生まれ、神島で育ち、結婚し子育てをし、神島で年を取り、そして死ぬ。この当たり前のことが難しくなっている今、島で皆に囲まれて最期を迎えたいという希望に応えられるよう、そしてなるべく長くこの素敵な島で生活ができるよう、“医者屋”として全力を尽くしていきたいと考えている。
【日 時】 令和6年10月6日(日)13時00分〜16時00分(対面のみ)
【会 費】 無料
【単 位】会員は「(公財)東洋療法研修試験財団生涯研修制度」の「4単位」を取得できます。
【申込み】Peatix https://r6-3th.peatix.com または
三重県鍼灸師会の事務所への電話(059-227-3345)・メール(harikyu_mie@vesta.ocn.ne.jp)にて受付 *申込期限 10月4日(金)16時*
お問い合わせ 一般社団法人 三重県鍼灸師会TEL:059-227-3345 e-mail:harikyu_mie@vesta.ocn.ne.jp