三重県鍼灸師会創立60周年記念式典の一環として、当会でもお世話になっている三重大学名誉教授・鈴鹿医療科学大学特任教授 丸山一男先生をお招きして公開講座を開催します。
【演題】
鎮痛と鍼灸の関係性
【講師】
三重大学名誉教授 鈴鹿医療科学大学特任教授 丸山一男
【概要】
痛みは、身体的体験であり、かつ感情的体験である。痛覚は、体に損傷を与える刺激を知らせる警報の役割といえる。鍼灸は、局所から脳への神経伝導・伝達を抑制する。感情的体験は、大脳辺縁系が関与しているが、同部を含む脳内ネットワークでのシナプス伝達の変化は、施術者と患者との良好なコミュニケーション・共感・受容により痛みを和らげる方向に向かう。
【略歴】
- 1981年 三重大学医学部卒業
- 1987~89年Research Fellow,Cardiovascular Research,The Hospital for Sick Children,University of Toronto(Canada)
- 1991年 三重大学医学部附属病院講師(集中治療部)
- 1995年 同医学部教授(麻酔学講座)附属病院麻酔科(ペインクリニック)長、集中治療部長を併任
- 1997年 救急部長(~2008年)を兼任
- 2003年 附属病院緩和ケアチーム立ち上げ
- 2005年 同大学院医学系研究科教授(麻酔集中治療学)
- 2010年 漢方外来、鍼灸外来を開設
- 2012年 緩和外来を開設
- 2014年 同医学部附属病院緩和ケアセンター長(併任)
- 2022年 鈴鹿医療科学大学特任教授
【学会専門医など】
- 日本ペインクリニック学会専門医
- 日本救急医学会救急科専門医
- 日本麻酔科学会麻酔指導医
- 日本呼吸療法医学会呼吸療法専門医
- 日本集中治療医学会集中治療専門医
- 日本小児麻酔学会(2004年度会長)
【主な研究テーマ】
オピオイドの臨床、肺高血圧、急性呼吸不全、低酸素、一酸化窒素吸入療法、周術期輸液
【著書】
- 「Super Hospital 麻酔科」(中山書店)
- 「周術期輸血の考え方-何を・どれだけ・どの速さ-」(南江堂)
- 「一酸化窒素吸入量法」(分担執筆、メディカルレビュー社)
- 「人工呼吸の考え方-いつ・どうして・どのように-」(南江堂)
- 「頭痛の診断と治療」(分担執筆、真興交易医書出版部)
- 「痛みの考え方-しくみ・何を・どう効かす-」(南江堂)他
【日 時】
令和4年5月22日(日)15時30分(受付15時) ~ 16時30分
【申し込み】
下記フォームから、もしくは当会事務所まで、ファックス・メールなどでお申込みください
https://ws.formzu.net/dist/S675458834/
【会 費】
無料(どなたでもご受講いただけます)
【場 所】
ホテルグリーンパーク津 6階 葵・橘・藤・萩の間 ※会員以外の方はオンライン視聴となります
〒514―0009 津市羽所町700 電話. 059―213―2111